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演奏する曲を選ぼう!必ず確認したい9項目の巻っ!

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音楽教育、指導法、理論系、一見難しそうに見えることが好きで得意な音楽家です。ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾き、歌います^^♪ 音大卒業後、不思議なご縁で 1年間、ハンガリーに給費留学。 音楽の全てを 根本から鍛え直し、素晴らしい音楽教育法も学びました。 帰国後、結婚 子育てしながら、合奏団やオーケストラで演奏活動。 自宅の生徒さんたちには、それまで学んできた知識、教育法を 生徒さんひとりひとりに合わせてアレンジ、個性を大切に教えてきました。 1999年に急性心筋梗塞で 一時、音楽活動を休みましたが、2001年から再開。 07年に結成した女性4名の演奏ユニット「LIEBE(リーベ)」の ヴァイオリン奏者として、介護、福祉、医療の現場へ訪問演奏、チャリティコンサートの企画、実施。幼児連れのママ向けコンサート、近年は高齢、認知症、障がいのある方たち向けの音楽プログラムの選曲、時短練習法など、経験に基づいた オリジナルな方法をご紹介します。
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(2017.4.8 記事の小修正をいたしました)

こんにちは~! どらみです♪

今回は、よく質問される プログラムの『選曲』→ どこかで誰か(他人)のために演奏する時、どういう曲を選んだらいいか?  について書いてみますね。

 

注:この記事は、大コンサートホールでステージ演奏するプロ演奏家、オーケストラ、合唱団等向けではなく、お師匠さま門下の発表会向けでもありません。

ひとり、もしくは少人数のグループが、依頼を受けたり、自分たちで企画する、比較的「小さな場」で演奏する場合の選曲、プログラムを組む方法です。

 


演奏する側の人数、歌うのか、楽器演奏なのか、はたまた両方?
いろいろな場合がありますね。
私達、http://home.q01.itscom.net/shiba/liebe/

女性4名(歌2名、ピアニスト、ヴァイオリン)『LIEBE』(リーベ)として 10年近く活動してきた経験をもとに お話しようと思います。

★目次★

  1. 目的・テーマ
  2. 時間(全体・各曲)
  3. 会場
  4. 聴衆
  5. リクエスト曲
  6. 組み合わせ(プログラム構成)
  7. 季節感
  8. 宗教
  9. 完成度

1.目的・テーマ

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あなた(方)が演奏するのは、どんな目的、テーマの「場」でしょうか?

たとえば、結婚式の披露宴や 何かのお祝いパーティーのように、華やかな場での演奏もありますね。

↑の写真は、近くの小学校で音楽授業を依頼された時のもの。授業の最後、希望者に小さなヴァイオリンで 実際に音を出してもらってるところです♪

保育園、幼稚園など 小さなお子さんのいる場、小学校や中学、高校・・となれば、学校といえど、全く 違う場になります。

○○のイベントでお願いしたい、という依頼を受けたら、他の誰かが企画した場での演奏になりますね。

私たちLIEBEが 一番たくさん依頼を受けて訪問演奏する、高齢者や認知症の方たちのホーム、病院の長期療養病棟など、介護や医療現場も 演奏の場です。

その目的、テーマが違えば、どういう曲を選んだらいいか、おのずから視点も違ってきますよね。

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2、時間制約

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依頼を受けたり自主企画コンサートなど、演奏日時、演奏開始時間、終了時間が決まったら、候補曲を集めながら、同時に「時間の制約」を考えます。

ここでいう「時間制約」というのは、演奏開始から終了(会場から出ていく時刻)までの時間が決められている場合ですよ~!

今まで依頼を受けた経験では、20分くらいの短いものから 30分、40分、1時間以内が一番多いですね。
でも場合によっては 2時間超(2時間以上は、途中で休憩必要!)、ごく稀に、できるだけ長くやってほしいんですが・・なんていう依頼もあるんです。
ホントにさまざま~^^;

本番用には、たとえ使う時間がなくても、毎回こっそり(?)アンコール曲を用意しています。
LIEBEは いつも皆さんと一緒に歌う時間も作ってますが、それを足し算しても・・

それぞれの時間内で 少し余裕をもって収まることが すごく大切!!!
お客さまとの約束時間を絶対守るのは 社会人として当たり前!

演奏者側の事情で 開始、終了時間が遅れたりしないように。

プログラムの候補曲は、それぞれゆっくりテンポ、速めのテンポで演奏した時、時間を正確に複数回計ります。 ○分○十秒単位まで慎重に!(←ここ大事!)

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3.会場

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さて・・・今度は 実際に演奏する会場のこと。


会場とひとくちに言っても・・・立派なホールや 響きの良い空間とは限りません。
私達が たくさん依頼を受ける、介護関係のホーム、グループホームは、演奏専用のスペースがないところがほとんど。

小さなコンサートのために、当日、普段は皆さんが食事をするダイニングや、くつろぐ共同のリビングも多いですね。

リハビリの道具が置いてある部屋や、演奏場所のすぐ裏が 小さなキッチンだったり、トイレ! のこともあるんですよ~^^; (↑の写真、のれんで隠れているところ、実はトイレなんです^^;)

カフェやレストラン、会議室など、音楽専用に作られていない空間は、響き(残響)に助けてもらえないことが多いので、そのあたりも考えながら曲を選び、練習していきます。

演奏する場に、アップライトでも、電子ピアノでも ピアノがあれば 本当に助かります。 ピアノ(電子でも)の有無を 事前にチェックしましょう!

ピアノがない時、近ければ、自分たちで購入した電子ピアノ一式(椅子なども)を 車に積んで行ったり、先方に運んでもらったり・・・

場所が遠いなど条件がキビシイ時に、レンタルピアノ(電子ピアノでも)をお願いできるか? も チェックポイント!

(ピアノが調達できない場合=ピアニスト不参加。ピアノなし、アカペラだけでプログラム組めるか もう一度検討!!)


会場(演奏する場)には、できるかぎり 事前に足を運んで「下見」に行きましょう!

スペースの大小、着替えのできる控室はある?天井の高さ、音の響きかた・・ 当日、どちらの向きに お客さまが入って、自分たちは どの場所を演奏の「ステージ」にするか。

ピアノ(電子ピアノ)が ある場合、当日「ステージ」にする場によって、少し場所移動できるか? 動かすお手伝いをお願いできるか? も要チェック!

実際に下見に行き、その場のスタッフとお話して、場所の確認ができていると、安心感が全く違います。可能な限り、ぜひとも おすすめ〜!!

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4.聴衆

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演奏の目的、日時時間、会場の様子がわかりました。
次は、演奏曲目を決める上で とても大切な「聴衆」=当日、あなたの演奏を聴く方たちは どんな方たちか? の情報を、できる限り集めましょう!

依頼された場合は、依頼主(介護関係や、医療関係でも、情報を把握している方、イベント担当者など)に、下見に行ったタイミングなど、わかる範囲で教えてもらいましょう。

たとえば、ひとくちに、ホームに入居中の高齢者、といっても、当日 聴衆になる方たちの 平均年齢は おおよそどのくらいなのか?(例:70代後半~80代の女性が多い、など)

認知症や 脳の病気などで、今、直接 話をするのが難しい方でも、かなり昔の記憶は残っている場合も多いものです。

ホームや病棟で お世話している方から、
若い頃は 歌うのがとても好きだった、海外にオペラを聴きに行ったこともあるくらい音楽が好きだった、楽器演奏の経験があった、映画が好き、カラオケが好き!・・など、その場にいる方ならではの情報が得られる可能性大!

差し支えない範囲で教えてくださいますか、と お願いしましょう。

年齢層、今の健康状態、全員はムリでも、聴衆になる方たちの 過去の背景・・は、曲を選ぶ時、とても大切な情報ですよ~!

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5.リクエスト曲

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↑ クリスマス ミニコンサート@小規模多機能(目が ↗いっちゃってますが^^;)

依頼を受けた演奏の時は特に・・・依頼先の窓口、担当者さんなどに、
「何かリクエスト曲はありますか?」 と こちらから声かけをしましょう!

プログラムを組む前に、もし 先方からの リクエスト曲を入れられるなら(仕上げまでの時間、技術的な問題含めて) ぜひ リクエストに応えましょう! 聴衆に喜んでいただくのは 演奏者にとって最高の喜び・・かつ、私は、それが一番大切な役割、と考えています。

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6.組み合わせ(プログラム構成)

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私達、演奏ユニットLIEBEは、活動歴が長くなるにつれ、おかげさまで何度もリピートしてくださる 依頼先が増えてきました。↗

毎回、新しい曲、アレンジも試みているので、当然のことながら、レパートリーも増える一方。↗

もちろん、初めて演奏した後、これはもう この場では使えない(~~)と、失敗も数えきれないくらいしてきたんですよ~!(トホホ・・)

毎回、プログラムを組む時に使いやすいように、
エクセルにA:コンサート履歴(通し番号、年、月日、場所)、B:五十音順に演奏曲の一覧 を作っています。(写真は Bのレパートリー編)

Bの表には、使用したコンサートの通し番号、演奏時間(過去に一番ゆっくり演奏した時の○分○秒)、演奏者名も記入。 このAとBのリストを突き合わせると、リピーターの依頼先でも、曲の重複を避けられたり、良いこといろいろ・・・おススメですよ!

そして、新曲を入れるならその時間と、過去に使った候補曲の時間を ざっくり足し算するだけで、すぐに おおまかなプログラムを組むことができます。
今回は 大体○曲くらいで、1時間以内に 収まる・・などなど。

☆ 候補曲を集めたら ☆

1、まずは オープニング(開始曲)と プログラム最後の曲を決めましょう!

2.候補曲の内容に 偏りがないかチェック(同じような雰囲気が並んでいるような? 新しい曲、試みはあるかな? 洋風の曲ばかりじゃない?・・アップテンポの曲がないんじゃない?・・など)

3.リクエスト曲を引き受けた場合は、もちろん 必ず入れましょう!

4.事前に情報を集めた 「聴衆」の よく知っている曲を必ず入れましょう。 認知症状などがあっても、遠い過去の記憶を呼び覚ますような、日本の唱歌、童謡、歌謡曲や映画音楽など。

技術的に可能なら、古い曲に 新しいハーモニーを入れたり、ちょっとお洒落にアレンジし直すのも 新鮮!

5.アンコール曲(使わなくても)、一方通行にならぬよう皆さんと一緒に歌える曲を用意しましょう! → これらを入れても時間内に収まるように計算します。

6.曲順(演奏順)を 慎重に検討しましょう!
曲順を入れ替えるだけで、プログラムが ぐーんと 良くなることも多いので、必要ならプロの意見も参考に・・!

7.高齢者、病気のある方・・・経験上、一曲あたりの時間は2分~長くても 5分以内が 疲れが少なく 反応もよいですよ。

車椅子でもベッドの方はもとより、一般の方でも、集中して「聴く」ことは 思いのほか疲れる、と知っておくとよいですね。(特に 初めて聴く曲)

8.一緒に 手拍子したり、座りながら足踏みしたり・・簡単な動作を曲につけると、聴衆も演奏参加気分! 場も楽しく盛り上がることが多いですよ~♪

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7.季節感

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日本には 春夏秋冬・・・四季がありますね~!
プログラムには、やはり その季節ならではの曲も 少なくとも ひとつは入れたいですね。特に、日本には季節の歌、曲が たくさんあります。ぜひ!!!

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8.宗教

 

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↑(2010年・写真提供:外務省)在京女性大使、大使夫人、高官夫人
の茶会前に演奏した時のもの。

私も、仲間たちも、世界130か国余から 一同に大使館関係の女性が集う、この大きな場で演奏するまで、正直に言うと「宗教」は、特に意識していませんでした。

けれど、この公的な場の演奏には、外務省の細かいチェックが入り・・・
特に、非キリスト教国、国家間の関係に配慮して、外交に差しさわりのないプログラムで、と指示を受け、初めて真剣に音楽と宗教の問題を考えました。

人気があり、リクエストも多い、いろいろな作曲家の「アヴェ・マリア」や、
「アメイジンググレイス」、友人が 皆で肩を組んで仲良く歌いたい・・と希望していた、「We are the world」も、”かつて 神(キリスト)が石をパンに・・” という 歌詞の一節のみで、非キリスト教国に対して問題あり、と候補から外れました。

現在の日本は、非常に多くの外国人が訪問、滞在、居住しておられるので、
念のため、宗教のことも、ひとこと関係者に尋ねておくと安心です。

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9.完成度

 

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依頼を受けたり、自主企画のコンサート。
どんなに小さな場でも、演奏するからには、

可能な限り、クォリティ(質)の高い音楽をお届けする! と 常に肝に銘じています。

依頼をいただくのは、演奏本番当日から さかのぼって、なるべく早い時期がありがたいですよね。
本番までの時間が少しでも長ければ、プログラムを組むことにも、決定後の練習にも、多くの時間を使えます。
結果、「質」の高い本番演奏をお届けできる確率が高くなりますからね!

とはいっても、いろいろな場合があるんですが・・(^^;)

どこかで 誰か他人のために演奏すること。
演奏本番=聴いてくださる方、ご一緒する方たちとは一期一会。
真剣勝負です!!!

そこが どんなに小さな場でも、たとえ背景が トイレのドア!でも・・・。

どんな場合でも、
他人からは見えなくても、コツコツ努力して、
本番で 自己ベスト更新!をめざすぞ~!!
くらいの気持ちで!

 

演奏曲目は、自分が本当に芯から好きで、心をこめて、技術的にも上手くいく曲を選びましょう!

本番までの時間。 練習に使える時間、自分の力量。
よーく考えましょう。
どんなに大好きな 良い曲であっても、
本番当日までに、人さまに聴いていただく状態にできない演奏は、
聴衆が どのような方たちであろうと 失礼、と心得ています。

 
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まとめ

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いろいろな方たちの目の前で、生演奏をお届けする活動=「愛」と思っています。

本当に たくさんの失敗もして、改善しながら 今も続けているんですよ~!
小さな場の演奏が大半の私達。でも、それが好きなんです、ホントに。
お客さまと 同じ目線で、同じ空気の振動を共有すると・・
口で会話ができなくなった方たちとも、音楽を通じて、心のキャッチボールできてるな~! と いつも感じます。何かが伝わった!って、お客さまの表情の変化でわかります。それが嬉しいんですよ^^

あなたに来てほしい、あなた方に演奏してほしい・・という ご依頼は、ひとりの人間としても、本当に幸せなことです。
その期待、信頼に できる限り 応えたい!  がんばろう!と 思えます。

長々と書いてきましたが、20分のプログラムを組む時も、1時間のプログラムを組む時も、上記のような 9つのポイントを 必ず 全てチェックしています。

その上で、決定した曲を、本番当日までに 可能な限り、100%ではなく、150%くらいの仕上がりを目指して、地味~に 練習していきます。
(ホントにジミなんです^^;)

具体的に どうすれば短時間に集中して効率のよい練習ができるのか?
これも 皆さんから たくさん質問いただくので、また別に書いてみますね。

 またお会いしましょう! わぉぉぉ~~ん !!!!!

どらみ🎵

 

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音楽教育、指導法、理論系、一見難しそうに見えることが好きで得意な音楽家です。ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾き、歌います^^♪ 音大卒業後、不思議なご縁で 1年間、ハンガリーに給費留学。 音楽の全てを 根本から鍛え直し、素晴らしい音楽教育法も学びました。 帰国後、結婚 子育てしながら、合奏団やオーケストラで演奏活動。 自宅の生徒さんたちには、それまで学んできた知識、教育法を 生徒さんひとりひとりに合わせてアレンジ、個性を大切に教えてきました。 1999年に急性心筋梗塞で 一時、音楽活動を休みましたが、2001年から再開。 07年に結成した女性4名の演奏ユニット「LIEBE(リーベ)」の ヴァイオリン奏者として、介護、福祉、医療の現場へ訪問演奏、チャリティコンサートの企画、実施。幼児連れのママ向けコンサート、近年は高齢、認知症、障がいのある方たち向けの音楽プログラムの選曲、時短練習法など、経験に基づいた オリジナルな方法をご紹介します。
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