柴垣節子ー音楽のBlog

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小学校高学年(4、5年生)に「弦楽器」の授業(ゲスト講師)

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音楽教育、指導法、理論系、一見難しそうに見えることが好きで得意な音楽家です。ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾き、歌います^^♪ 音大卒業後、不思議なご縁で 1年間、ハンガリーに給費留学。 音楽の全てを 根本から鍛え直し、素晴らしい音楽教育法も学びました。 帰国後、結婚 子育てしながら、合奏団やオーケストラで演奏活動。 自宅の生徒さんたちには、それまで学んできた知識、教育法を 生徒さんひとりひとりに合わせてアレンジ、個性を大切に教えてきました。 1999年に急性心筋梗塞で 一時、音楽活動を休みましたが、2001年から再開。 07年に結成した女性4名の演奏ユニット「LIEBE(リーベ)」の ヴァイオリン奏者として、介護、福祉、医療の現場へ訪問演奏、チャリティコンサートの企画、実施。幼児連れのママ向けコンサート、近年は高齢、認知症、障がいのある方たち向けの音楽プログラムの選曲、時短練習法など、経験に基づいた オリジナルな方法をご紹介します。
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こんにちは、どらみです。

🎻 プロフィール、以前の記事にも、実に さまざまなご縁で、いろいろな仕事をしてきたことを ざっくり書きました。

 

 

二男が転校した 小学校で 音楽授業をすることに!

 

🎻 私が心臓病患者になる2年前、二男が小学校5年生になるタイミングで、今の家に引越してきました。

新興住宅地で、どんどん家、マンションの建設が進んでいた頃でした。 二男が転校した 公立小学校は、当時 我が家も含め、転入により児童数が増え続けており、おおむね各学年 4クラス。翌年の新一年生は 6クラスになる可能性が高い・・という状態で、首都圏ネットワークという 夕方の地域ニュースにも 児童があふれて・・と 取材されたほど。

🎻 そんな転入組が とても多い中、担任の先生と いろいろお話している中、私が音楽を教える仕事、自宅でもピアノ、ヴァイオリンを教えながら、小さな演奏活動もしている、ということが、後日、音楽専任の先生、校長、教頭先生はじめ、教員室に伝わったようです。

🎻 二男が転校して 夏休みに入る直前、学校の教頭先生から お呼び出しがありました。
伺ってみると、二男の学年、5年生の音楽授業に ゲスト講師として お手伝いいただけませんか? というオファーでした。

🎻 驚きましたが・・・引っ越してきて まだ数か月。学校や地域の子どもたち、近隣の方たちにもなじむ 良い機会と考え、お引き受けすることにしました。

 

2クラスずつ 2時間連続で 授業することに決定!

 

🎻 学年4クラスあるため、音楽室に 一度に生徒全員が入るのは無理。 何度か学校へ赴き、音楽教諭(女性)、主任の先生(女性)と 話合い、打ち合わせしながら、少々大変だけれども、50分授業を 2クラスずつ、2こま連続で実施することになりました。

🎻 当時の音楽の教科書に、サンサーンス作曲「動物の謝肉祭」の中でも 有名な「白鳥」が 鑑賞教材として入っており、当初は、この「白鳥」を 弦楽器・・ 私のヴァイオリンで弾いていただけないか? という打診。

🎻 もちろんOKですが・・・ 「白鳥」は 本来、低音が魅力のチェロが 旋律を演奏する曲。

私は チェロは弾きませんが、少しでも イメージを近づけるために、ヴァイオリンより 少し音域の低い、ヴィオラで弾いたらどうでしょう? と 提案したところ・・

🎻 とても喜んでくださり、それならば・・ということで、 同じ「白鳥」のメロディを、カタチはそっくりでも、
音域、音色の違う、ヴァイオリンとヴィオラ、両方で弾き、 生徒さんたちに、あまりなじみのないであろう、ヴィオラという楽器も 比較して聴いてもらうことに決まりました。

🎻 左、ヴィオラ(Viola)、 右、ヴァイオリン(Vilolin)

🎻 「白鳥」を2種類の楽器で弾く以外にも、途中でテンポが上がる、ブラームス作曲「ハンガリー舞曲 第5番」、どこかで耳にしたことのあるであろう、ゴセックの「ガヴォット」、ヴィヴァルディの四季から「冬」の第二楽章。日本の作曲家、滝廉太郎の「荒城の月」。

一方通行にならないように、 最後は生徒さんたちが あらかじめ練習してくれたリコーダー、ディズニーの「アラジン」より、「ホール・ニュー・ワールド」を、先生のピアノ、私のヴァイオリンと一緒に 全員で合奏することにして、当日のプログラムは決定。

🎻 途中で、楽器の簡単な説明も入れることになりました。
ヴィオラとヴァイオリンの比較や、弦楽器の弓は、「馬のしっぽの毛」を使っていること、「キューティクル」がはがれて ツルツルになると、専門の職人さんに 馬の毛を張り替えてもらうほか、固形になった「松脂(まつやに)」の粉を 弓の毛に まんべんなく塗り、その摩擦で音が出ること、

 ↑ 新品ですが・・・私が現在も愛用している 松脂(まつやに)のひとつ、ベルナーデル(フランス製)。
季節、湿度、弦との相性などをみながら、いろいろ試して、ひとつは この松脂を使っています。
使い込むと、白い粉が吹き、だんだんすり減ってきます。固形とはいえ、もともとべとべとした 松の脂を生成して 固めてあるわけで・・・落としたり ぶつけたり 衝撃を与えると 割れたり欠けたりしてしまいますし、高温下に置きっぱなしにすると、中で べろーんと溶けてしまうこともあるので 取り扱い注意です(^^;)

 

 

 

🎻また、当時 私が使っていた楽器には、ガット弦を張っていたので、その説明も入れました。(乾燥させて細いこより状にした 羊の腸を芯にして、ごく薄く細いアルミをぐるぐると巻き付けてある、など、知っているかな? という 豆知識も 紹介することに。

🎻授業当日まで、数回 授業終了後の学校音楽室に出向き、音楽専任のI先生のピアノと 合わせ練習、打ち合わせを繰り返し・・・。

 

 

いよいよ 授業当日!

 

 

🎻 いよいよ当日。近いけれど、荷物が多いので車で学校へ。
自分の楽器、ヴィオラ、それに 生徒さんたちに 触れてもらえるように、小さなサイズの楽器(分数楽器といいます)2台、音楽の先生も せっかくだから・・と、ドレス着用で授業することに。

🎻 2クラスずつ、100名近い 生徒さんたちが、担任の先生に付き添われて 音楽室へぞろぞろと入ってきました。
人数が多いので、机や椅子はどけていただき、ピアノを中心に 半円状に座ってもらいました。


🎻 最後の合奏では、先生に代わって、ピアノの上手な 女子生徒さんが登場。 この写真では リコーダーの生徒さんたち 座っていますが、2回目は 全員立って 演奏しました。


🎻 白鳥を ヴィオラと ヴァイオリンで弾いた後、楽器の違い、ヴィオラの楽譜は なぜ「ハ音記号→ アルト譜表」を使うのか?  実際に見たことないと思うので、アルト譜表の ヴィオラ楽譜も持参し、見てもらっているところ。

↑ アルト譜表 (C が ふたつ 縦に重なった形の ハ音記号。記号の「くびれ」部分が C=ド の音になります。 ヴィオラは 中音域の楽器で、ト音記号(高音部譜表)で書くと、音が低いので、五線の下にはみだしが多くなり、ヘ音記号(低音部譜表)で書くと、今度は 五線の上に はみ出す音が多くなってしまい、中間を5線の中に収めることのできる、この アルト譜表が キホンで使われるのです。やったことないと 多分知らないですよね?

 

 

 

🎻 おかげさまで、このゲスト講師授業は 大好評のうちに 無事終了。

最初の写真のように、先生方が すぐに生徒さんたちが書いた感想文を クラスごとにまとめて、私にプレゼントしてくださいました。 女の子は、まず ふりふりのドレスで登場したことに感激した・・とか、自分も あのようなドレスを着たい・・と ビジュアル?から 喜んでくれたり。
ピアノを習っている生徒さんも多く、🎻ヴァイオリンやヴィオラを間近で見たり聞いたりするのは初めてで感激。私もピアノをがんばろうと思いますという感想も多く寄せてもらいました。

 

🎻 楽器の説明が かなり面白かったらしく・・・弓の毛が 馬のしっぽの毛であること、ガット弦というのは、羊の腸を芯にして、ごく細いアルミ線をぐるぐる巻いてある(ヴァイオリン、一番細い 高音弦 E線は、巻線ではなく、金属線が多いです)・・・こういう知識は 先生方でも ご存知ない方がいらして、弓は白っぽくみえるので、「巾1㎝くらいの ゴム紐だと思っていました。恥ずかしい!」 いえいえ 恥ずかしくないです! 自分が実際にやっていないと 知らないことだらけですよね。^^


↑ 左 ヴィオラ(Viola) ,  右 ヴァイオリン(Violin) こうして 平らに並べてみると、楽器の長さだけでなく、厚み、横幅の違いも 少しわかっていただけるでしょうか? もちろん、実際に目の前で見る、アゴにはさんで持ってみると、予想よりヴィオラが大きく、重い・・など、実感できます。 演奏家にならずとも、試してみたくありませんか?^^

 

🎻 私は幸か不幸か・・・この2年後、突然 心筋梗塞という大きな病気で 一時期 楽器を持つことさえもできない1年を過ごしました。 (💔 ショック!)

🎻 授業が好評だったためか、二男が小学校を卒業し、中学1年になった 2年後も、授業のほかに、学校の七夕まつりで、音楽の先生と イベント演奏を依頼されていました。緊急入院だったので、これは やむなくキャンセル。

 

 

( ↓ 心臓病食等の制限を ストイックに守り続けたら、 激しい運動はNGなのですが、この頃、少しやせ過ぎました。特に一番低いG線、隣のD線・・低めの音をきれいに出すには体力が要るんです。 力が足りない・・・^^;   → この後、医師からも もう少し食べるように指示が^^;)

🎻 しかし・・・回復してきた もう一年後、ふたたび、今度は 小学4年生を対象に、曲目を変えて、ゲスト講師の依頼を受けました。 心臓病は 一生のつきあいになりましたが、こうして 再び元気に楽器を持ち、子どもたちと一緒に弾けること、楽器の説明や、最後の全員合奏。そして、小さいサイズのヴァイオリンを実際に触って、お手伝いしながら、弓で弦をこすり、何とか音が出た時の 子どもたちの嬉しそうな顔!!

 

 

まとめ

🎻 笑顔の時間を共有でき、先生方、ご父兄にも喜んでいただけるのは このうえなく幸せな経験です。
後日、小学校の広報誌にも 授業のことを掲載していただきました。

🎻 4年生からも 感想文をいただいて・・・ やはり1学年違うだけで、感想の内容、書き方も 5年生はぐんと成長していることがわかり、それだけでも素晴らしいと感じます。

🎻 地域、学校とのつながり。 あの頃の生徒さんたち 今、どうしているかな?

このような形で、音楽家として、子どもたちの教育に たずさわれることは、幸せですね。💕

 

🎻  人が生きているうちに、年齢も、世の中も変わっていますが、変わってほしくないのは、人と人との あたたかい心のふれあい。

🎻 音楽を通じて、子どもたちも 心の交流ができる 音楽ゲスト講師。
ご要望がありましたら 日程等を調整の上、喜んで 授業させていただきたいと思います。

🎻 最後まで ごらんいただき、どうもありがとうございました。

 

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音楽教育、指導法、理論系、一見難しそうに見えることが好きで得意な音楽家です。ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾き、歌います^^♪ 音大卒業後、不思議なご縁で 1年間、ハンガリーに給費留学。 音楽の全てを 根本から鍛え直し、素晴らしい音楽教育法も学びました。 帰国後、結婚 子育てしながら、合奏団やオーケストラで演奏活動。 自宅の生徒さんたちには、それまで学んできた知識、教育法を 生徒さんひとりひとりに合わせてアレンジ、個性を大切に教えてきました。 1999年に急性心筋梗塞で 一時、音楽活動を休みましたが、2001年から再開。 07年に結成した女性4名の演奏ユニット「LIEBE(リーベ)」の ヴァイオリン奏者として、介護、福祉、医療の現場へ訪問演奏、チャリティコンサートの企画、実施。幼児連れのママ向けコンサート、近年は高齢、認知症、障がいのある方たち向けの音楽プログラムの選曲、時短練習法など、経験に基づいた オリジナルな方法をご紹介します。
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