柴垣節子ー音楽のBlog

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訪問演奏活動♪ あなたの笑顔が見たいから。

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音楽教育、指導法、理論系、一見難しそうに見えることが好きで得意な音楽家です。ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾き、歌います^^♪ 音大卒業後、不思議なご縁で 1年間、ハンガリーに給費留学。 音楽の全てを 根本から鍛え直し、素晴らしい音楽教育法も学びました。 帰国後、結婚 子育てしながら、合奏団やオーケストラで演奏活動。 自宅の生徒さんたちには、それまで学んできた知識、教育法を 生徒さんひとりひとりに合わせてアレンジ、個性を大切に教えてきました。 1999年に急性心筋梗塞で 一時、音楽活動を休みましたが、2001年から再開。 07年に結成した女性4名の演奏ユニット「LIEBE(リーベ)」の ヴァイオリン奏者として、介護、福祉、医療の現場へ訪問演奏、チャリティコンサートの企画、実施。幼児連れのママ向けコンサート、近年は高齢、認知症、障がいのある方たち向けの音楽プログラムの選曲、時短練習法など、経験に基づいた オリジナルな方法をご紹介します。
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   どらみ・・こんな演奏活動も続けているんですよ^^

 

こんにちは、どらみです。

先日、この秋初めての コンサートが終わりました。

 

 

♪ 私たち演奏ユニットLIEBE(リーベ)、有料高齢者ホームで 秋のコンサートでした。

 

♪ 2018年 9月23日、演奏ユニット LIEBE(リーベ)として、通算118回目の訪問演奏、こんにちはLIEBEです! の ご挨拶に始まり、笑顔で またお会いしましょう! 元気でいてくださいね!・・・可能な限り、皆さんの間を回って握手・・正味60分間のコンサート。
あれだけ準備しても、いざ本番が始まると、一気に終わってしまいます。本番は いつも時間の流れが速いな~!

♪ 会場は立派なコンサートホールではなく、有料高齢者ホーム(老人ホーム)の リビングダイニング。

普段は 入居している方たちが 個室から出てきて 一緒にお食事したり、お茶を飲みながら談笑、そういうスペースです。

いつもは 部屋の片隅におかれている アップライトピノを少し動かし、私たち 女4名の演奏ステージは、
聴いてくださる方たちと同じフロア。

 

 

♪ 私は・・高いステージの上からではなく、みなさんと同じ目線で 演奏するスタイルが好きです。
車椅子の方、ベッドの方が いらっしゃる場合も多く、ご挨拶する時なども「上から目線」⇘⇘⇘ にならないように気をつけています。
皆さんの間を回る時は、自分たちがしゃがんで、アイコンタクトしながら 握手したり・・・。

 

 

♪ 今回は事情があって、遅いご依頼。2ヶ月半前に 日時が決まり、受け入れ側の ホームスタッフと、なんども メールや電話、直接伺って 細かい打ち合わせをしてきました。

 

 

♪そして本番の60分間は、それまで コツコツ練習、合わせ練習を重ねてきたことも忘れるくらい、聴いてくださる皆さんと、言葉より、音楽で心のキャッチボールをする・・そんな感覚です。

 

 

この活動を始めた きっかけは?


♪ どうして、こんな演奏活動を始めたの?  みなさんから よく質問されます。

 

♪プロフィールにも書いたように、一番大きな転機・・・・自分が突然 心筋梗塞で倒れながら、さまざまな幸運に恵まれて救命されたことが 直接のきっかけになったように思います。
毎年きちんと健康診断(半日ドック)受けていたのに、その1週間後の真夜中、突然、心筋梗塞などという、トンデモ! な病気になり 命の危機!
深夜2時の緊急入院。奇跡的に 今の主治医に救われました。(当時、病院の心臓外科医)

 

 

♪ ただし、退院後は あまりにも体力が落ちており、クラクラふらふらの毎日。🎻ヴァイオリンを再び持てるようになるまで 約1ヶ月間、のろのろと ピアノで指と音楽するための体力、気力を鍛え直すリハビリ・・・自分で様子みながら少しずつ繰り返しました。

 

 

♪医療の進歩はめざましいものの、あっという間に亡くなる方もおられる 急性心筋梗塞という突然の大病は、それまでの私の人生観を180度 変えました。良い意味で・・💕

 

 

  今日も命があることに感謝。

 

数え切れないくらい たくさんの方たちに助けられ、励まされ、支えられて生かしていただいている私。

 

まだ生きたかったのに、無念を背負いながら、若くして亡くなった方たちもいる。

 


なぜ 私は生き残ったの?

 

まだ 何かやることがある・・・
私にできることで、何か恩返しをしたい。
その気持ちが第一歩でした。💕

 

♪ 発病から10ヶ月目。心臓の回復は順調でしたが、退院後に苦しんだ PTSD(心的外傷ストレス障害・・トラウマ)で治療を受けていた心療内科医が病院から 独立開業なさることになり、私は心臓主治医、心療内科医、ふたりの主治医の同席する こじんまりした医療関係者のパーティーで 10分間だけ!と制限つきながら、病後初めての演奏機会をいただきました。拙著のまえがきに 言葉をいただいていますが、「あとは自信のみが必要」と私のために、病後初めて人前の演奏復帰する 最高の配慮。10分間、小品4曲を無事弾き終えた時、真っ先に立ち上がって、握手してくださった ふたりの主治医。私ほど 幸せな患者はいない・・ありがたくて嬉しくて涙が止まりませんでした。 この10分間演奏をクリアできたことで、私は病院で必死に歩いて、心臓リハビリしていた時から夢みていた、もう一度 演奏活動にも復帰する自信を取り戻せたのです。感謝以外に 言葉がありません。

♪ その翌月。発病から11ヶ月目。
↓ ニンジン1本さえも切れなくなっていたふらふらの退院後。自宅まで来て助けてくれた 女性NPO「グループたすけあい」の交流会に初参加。発病翌年、11ヶ月目でした。この日、病院の心臓外来受診に🎻楽器ケース抱えていき、異常なし💖を主治医に確認してもらってから、ドキドキしつつ、本当に楽器一つ、身一つで 初参加しました。ピアノも電子ピアノもなく、紹介されて、皆さんと歌う時、メロディを 🎻で弾いただけ・・という交流会デビュー?顔色をさらに青白くみせる グリーンなんか着ているし・・(^^;) なんだか情けない顔ですよね💦

ふたりだけのスタート 演奏ユニット LIEBE

♪2007年6月、最初は 上の写真と同じ、NPO「グループたすけあい」の交流会で知り合った ソプラノの山田さんと二人だけで 訪問演奏をスタートしました。

年に2回のNPO交流会に、毎回参加するようになったある時、彼女と偶然同じテーブル、隣の席になりました。話をしながら すっかり意気投合!!!

 

それまで お互い、バラバラに活動していたけれど・・・一緒にやってみようか?

 

♪彼女の上司も協力してくれて、第一回目は 彼らがかかわる、小さな グループホーム(認知症の方たちが暮らすホーム)で、ということになりました。この時は、まだ相棒ピアニストには声かけしておらず、山田さんが歌う時は、卓上66鍵のキーボード🎹を持ち込んで、私が簡単な伴奏をしました。

♪ この写真が 記念すべき 第一回 まだ 名なしの LIEBE 第一回 ふたりだけの グループホームコンサート。  背景は・・・グループホームの 決して広くない(狭いっ!) キッチンですね~^^💦

♪ 私が🎻ヴァイオリンを弾くときは、自分で作った「伴奏カラオケ音源」を持参。
CDラジカセを、お借りして、それに合わせて弾く、ということをします。(現在も 一人きりで何かする場合は このワザを使います!)

♪ 伴奏カラオケ音源とは→ 🎻ヴァイオリンでメロディ弾くことを想定して、テンポなども自分で決め、ピアノ伴奏パートを練習して、録音したもの。
間違えると使えないので、作るのに 🎹ピアノ練習の時間と 録音の手間がかかります。(笑)

♪ ↓ CDラジカセで 自作音源に合わせて弾いている どらみ。(ホームの方たちには 顔出しの許可いただいています)



♪ その後、相棒ピアニスト 藤岡さん、もう一人のソプラノ 増田さんが加わり、女性4名になりました。
ユニットLIEBE という名前は、4名になった時に みんなで相談して決めました。

このような介護福祉医療の現場で、生の音楽を目の前で演奏する活動を続けています。

 

 

もう、11年余り! 振り返ると よくやってきたな~~~!

 

目の前の 誰かひとりでも 笑顔を届けられたら・・・

 

 

(↓ これは 別の高齢者ホーム。まだ初期の頃)

 

 結成当初は、まったくの手探りで・・・ 完全ボランティア(無償)。

「出向いて 演奏をさせていただく=経験を積む」ことを最優先にしていました。

 

 

♪ 自力で会場に 出かけることができない方たちに、こちらから訪問する。そして 本当に 手をつなげるくらい近くで 生の音楽をお届けする。

 

♪ グループホーム訪問も多いので、認知症状の強い方も おられます。コンサートを始める前、スタッフさんたちが なだめても、大きな声で「帰らなくちゃ~!」 「私、こういうの嫌いなのよ~!」 堂々と発言する女性。 落ちつきなく 視線の定まらない男性。(^^;)

♪ 本当にいろいろな方がいらっしゃいます。でも・・・誰ひとりとして、好んで この状態になったわけではないですよね。
自分の親たちも、もしかしたら(考えたくないけれど) 自分たちにも このようなことが起こるかもしれない。
認知症状がなくても、手足、身体が思うように動かなくなり、イライラしたり、落ち込んだり・・
自分がその立場になったら 同じ気持ちになるかもしれない・・・。相手の立場なら? 想像力、大事ですね。

♪ 人の心は みんな違います。 それが当たり前。 食べ物や色の好みが違うように、きっと音楽の好き嫌いも 人それぞれですよね。

♪ 医療現場(症状は ある程度安定しているが、長期入院が必要な療養病棟など)、介護、福祉の場も、大きなところから、ごく少人数のところまで 千差万別。

♪今まで 120回近く、さまざまな所へ 伺い、目の前で生の演奏を・・・という活動を続けてきました。

♪その場で出会った皆さん、全員に 満足していただくのは 無理でしょう・・・まったく反応のない方もおられます。

♪でもね・・・続けているうち、言葉でやりとりできなくても、

それまで しかめっつらしていた方が、目の前で生の歌、楽器の音を聴いているうちに、表情が ほぐれてくる。
懐かしい歌をきいて、何か 心の奥底に ずーっと眠っていた記憶が 呼び覚まされて、 無意識に 手を動かしたり、首を振ったり、足でリズムをとったり・・・。

♪気がつくと、ちょっと音程が おかしい時もあるけれど、覚えている歌、途中だけでも 一緒に声を出して 歌ってくださる方が出てくるんですよ! 嬉しいですよ! お世話しているスタッフの方たちも笑顔になります!^^

♪じっくり考えて組んだプログラムの演奏を終えると、私たちは 必ず 皆さんとご一緒に歌うコーナーを作っています。

その頃になると、穏やかな表情の方が あきらかに増えていて・・・⤴⤴⤴

♪「ふるさと」や「見上げてごらん夜の星を」など、歌いながら、皆さんの間を歩き、しゃがんで握手すると、目に涙を浮かべて 握った手を離してくれないおばあちゃま。

最初は「いやだー! きらいだー! やめてー!」 と耳を塞ぐ動作をしていた おばあちゃまが、涙ぐんでいる!

「よかった! すごくうれしかった! 今度いつきてくれるの? 明日?」(おばあちゃま)

 

「あ、明日はちょっと 来られないかな・・・^^;」(どらみ)

 

「じゃあ、明後日?」 (ううう・・・^^;)   (おばあちゃま)

 

「必ず また 来ますから、その時まで お元気でいてくださいね!」 (どらみ)

 

♪車椅子を 自力で がんばってこいで、寒いのに、出口まで来て 私たちが車に荷物を載せて 帰るまで、手をちぎれんばかりに ふり続けてくれる おばあちゃま3人。。あの時も 車の中、涙で目が かすんでしまった!

私たちの方が 涙目になってしまうことも しばしば。

こんなやり取りをしたことも、両手の指では 足りないほど・・・

 

まとめ

 

♪ この活動は、正直に書くと、コストが かかります。(特に 私の🎻は ^^;)

その費用を回収できますか?=稼げますか?  そう質問されると・・・ごめんなさい、稼ぎのよい活動です、と断言できないんです。

♪ 特別養護老人ホームや 老健(老人健康保険施設)など、公的な施設は、税金や介護保険料で運営されており、

イベントにかけられる費用、予算を あまり捻出できないからなのです。

 

 

♪ 完全なボランティア(無償)で お願いできないだろうか? と 相談受けることもあります。
相手側のご事情を伺い、私たちの要望、必要コスト(練習場所の確保、使用料なども含め)を考え、話し合いをして決めることにしています。

 

♪ 現在は、私たち4人全員参加の場合、1人、2人、3人の場合など・・・ご依頼先と私たちで話し合い、原則有料で お受けしています。無償ボランティアだけでは、実際に 活動を続けていくことは難しいですし、モチベーションも上がりません。

 

 

♪ それでも、たとえ赤字になってしまう時があっても、自分たちの、ほかの仕事の収入を つぎこんでまで、私たちが この活動を続けているのは、

 

 

私たち自身が、音楽を通して、目の前の誰かを 笑顔にすることができる喜び。

私たちの音楽・・・一緒に涙流して 喜ばれるくらい 感動を共有できる。

生きていてよかった! 沈んでいた方が、演奏、歌ったあと、明るい表情を見せてくださる。

 

 

♪ そういう感動を 毎回のように味わうと、こんなに喜んでいただけるなら、次もがんばってみようか・・不思議ですが、新たなエネルギーがわき出てくるのです。これは 実際に経験しないとわからないかもしれません。

 

生の音楽を通して、「お金では決して買うことができない経験をする。感動しながら、ひとりの人間として、自分も成長できる」

 

♪本番では 衣装など、華やかなイメージで見てくださる方が多いけれど、
そこに至るまでは、コツコツ積み重ねた練習と、細かい打ち合わせなど 地味な作業の連続です。

それでも、心身が健やかで 動けて、演奏ができる間は、細く長く 続けていきたいと思うのです。

 

 

♪ そして、できれば・・・音楽している方、好きな方たちに、こういう形の演奏活動もあることを知っていただきたい。

編成や演奏の形は違っても、 音楽で 目の前にいる方たちを笑顔にする活動・・・
若い方たちに受け継いでいってほしいな~ そんなことを思う 私です。

♪ この活動の他、私個人では、学校の出張授業(保育園、幼稚園、小、中、高校・・・)や、高校では、ミニ演奏付き講演で、お話させていただいたり・・若いママたちが 小さいお子さん連れて、気兼ねなく楽しめるコンサート企画、結婚式のBGM演奏、オーケストラや室内楽の手伝い。

♪ ユニットLIEBEでは、企画コンサート(東日本大震災チャリティ、がん患者さん、ご家族支援のチャリティ、私個人企画、病後5年目のありがとうコンサート、病後10年目 ありがとうコンサート)も開催してきました。

♪大震災前年には、ご縁いただき、外務省主催、「在京女性大使、大使夫人、外務省高官夫人、講演(30分の短いコンサート」に招かれ、出演。 まぁ いろいろ やってきました。^^

♪ 私個人、私たち演奏ユニット、オーケストラ、室内合奏団。経験してきた活動のこと、心に残るエピソード・・・また書いていきたいと思います。

最後まで 長~い文章におつきあいいただき、どうもありがとうございました。感謝💕

 

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音楽教育、指導法、理論系、一見難しそうに見えることが好きで得意な音楽家です。ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾き、歌います^^♪ 音大卒業後、不思議なご縁で 1年間、ハンガリーに給費留学。 音楽の全てを 根本から鍛え直し、素晴らしい音楽教育法も学びました。 帰国後、結婚 子育てしながら、合奏団やオーケストラで演奏活動。 自宅の生徒さんたちには、それまで学んできた知識、教育法を 生徒さんひとりひとりに合わせてアレンジ、個性を大切に教えてきました。 1999年に急性心筋梗塞で 一時、音楽活動を休みましたが、2001年から再開。 07年に結成した女性4名の演奏ユニット「LIEBE(リーベ)」の ヴァイオリン奏者として、介護、福祉、医療の現場へ訪問演奏、チャリティコンサートの企画、実施。幼児連れのママ向けコンサート、近年は高齢、認知症、障がいのある方たち向けの音楽プログラムの選曲、時短練習法など、経験に基づいた オリジナルな方法をご紹介します。
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